2025年6月30日

万博(万国博覧会)を学びの機会に~最新の問題解決・未来創造のアイデアを参考に、
 児童・生徒が未来を考える

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2025年の大阪・関西万博には、校外学習や修学旅行で多くの学校が訪れる予定です。世界中から人々が集まる万博は、異文化交流や国際理解を深める貴重な機会となることが期待されています。また、万博の目的や価値を知ることで、実際に会場を訪れない学校でも、児童・生徒が、未来の社会について考える学びの機会にすることができます。

INDEX万博の目的と2025年大阪・関西万博
01最新の問題解決・未来創造のアイデアを「教材」に
02社会的な動きをテーマに学びをデザインする

万博の目的と2025年大阪・関西万博

万博は、世界中からたくさんの人やモノが集まるイベントで、地球規模のさまざまな課題に取り組むために、世界各地から英知が集まる場です。これまでも、この万博で新しい技術や商品が生まれ、生活が便利になるきっかけとなってきました。

2025年大阪・関西万博がめざすのは、SDGs達成とSociety5.0の実現。つまり、今、世界が抱える問題解決や、未来社会を創造するために、最新のテクノロジーを活用したアイデアが一堂に会する場となるのです。

参考: EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト

01最新の問題解決・未来創造のアイデアを「教材」に

万博会場を訪れる学校には、万博の目的やめざすものについて事前学習してから訪問することをおすすめします。これにより、「行事」にとどまらない、貴重な学びの機会にすることができます。例えば、自分たちなりに未来社会を考える単元をつくり、その参考にするために、万博会場で実際に社会で取り組まれている最新の取組を見て学ぶ、というような学習が考えられます。また、このように考えると、万博会場を訪問しない学校でも、同じように取り入れることができると言えます。つまり、「世界中が未来を考える社会イベントを教材にする」という考え方です。

万博についての学習や、事前学習には、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会が、教材を用意しています。

画像:EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト

02社会的な動きをテーマに学びをデザインする

総合的な学習時間などを中心に、SDGsやsociety5.0などについて学習することが増えています。「それらについて」学ぶだけではなく、それらに対して実際の社会でどのように取り組まれているのかを参考に、自分たちなりに未来や社会を考える学びづくりをしたいものです。これは、「社会開かれた教育課程の実現に向けたカリキュラム・マネジメント」という、学習指導要領が求めることにも重なります。

2025年大阪・関西万博、そして、実社会には、他にも様々な社会的に大きな動きがあります。どのようなカリキュラムがデザインされるか、楽しみです。