2023年8月31日

協育アクションフォーラム Vol.2 わたしたちは“協育”をどうデザインするか ~ 教育界からの提案 ~

フォーラムレポート

2023年8月22日(火)13:30-16:15 (Zoom Webinar)
情報経営イノベーション専門職大学 墨田キャンパスより配信

  • #リカレント教育
  • #リスキリング
  • #次世代育成
  • #教員養成・採用・育成
  • #大人の学び
「協育アクションフォーラム Vol.2」の画像です。

協育アクションフォーラム Vol.2 わたしたちは協育をどうデザインするか ~ 教育界からの提案 ~

実施概要

キャリア協育アクション推進コンソーシアムが主催する協育アクションフォーラムの第二回。今回は教育界の変革の最先端を知るとともに、産業界と教育界の人財の循環をテーマとしました。各登壇者のお話が重なりあい、教育をめぐる課題に対し産官学連携でできることがまだまだあることを確認し、具体的なアクションを考えるきっかけの場となりました。

参加者内訳グラフ



各ご登壇者のご発表より

前 文部科学省 文部科学審議官
伯井 美徳

これからの国の教育方針・施策と新たな教師の学びの姿

国の基本計画で示されたKPIを羅針盤に、文部科学省の進めていくべき方向性について解説いただきました。2040年以降の社会を見据え、日本社会に根差したウェルビーイングによって地域を支えていく教育の在り方を考えること、新たな教師の学びの姿=学び続ける教師の支援、そして多様な人材参画をうながす仕組みづくりについて教えていただきました。


iU 学長
中村 伊知哉

超ヒマ社会でどう学ぶ

疫病や戦争による不確定さを内包しながらもデジタルで変化を遂げる世界で、予測不能なことに対しアジャイルに立ち向かい、一生学び続けることの価値についてお話しいただきました。どうクリエイティブに遊び、学ぶか。変化を楽しめる人材を輩出すべく、産学連携をさらに推進するiUの理念や革新創造の姿勢を垣間見た、刺激的なご講演でした。


認定NPO法人Teach For Japan 代表理事・CEO
中原 健聡

教室から世界を変える

すべての子どもの学習権を保証する公教育の実現を目指し、多様な人材・社会人が学校教育に参画・協働できる流動性の高い教員組織の構築を掲げ活動するTFJの事例の共有をいただきました。例えば教員養成大学✕自治体✕企業の連携で、社会人のリカレントによる教員養成なども計画されています。産業界も当事者として連携する必要性へ強いメッセージを発信いただきました。

パネルディスカッション

視聴された皆様からの多くの問いをベースに展開されたパネルディスカッション。未来に向けた教育の転換が図られるなか、多様なバックグラウンドを持つ人々の教育への参画が必須であり、産業界が教育に関わる新たな価値はそこにあると言えます。文部科学省が施策を打ち出していても、民間には届きにくいという課題を乗り越える当事者意識、「学校教育の場は、社会」(伯井氏)として捉え、新たな取り組みを<仕組み>として支えていくこと、<仕組み>のなかで連携していくことの必要性を実感するディスカッションとなりました。「産官学でつながるって大事。つながったらきっと何ができる」という中村学長のポジティブなメッセージで幕を閉じました。

パネルディスカッション風景▲パネルディスカッション写真:左から中原氏、中村氏、伯井氏、若江


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