東レグループ
水のろ過と地球環境を考える
- 実験
子どもたちの理科離れが懸念される昨今、東レ株式会社では、CSR活動の一環として、小・中学生を対象とした理科実験・環境教育の出張授業による次世代育成支援活動を展開しています。
東レのつくる先端材料を教材として使用し、日本が誇るナノテクノロジーが身近な生活に活かされていることや、地球環境問題の解決に役立てられていることを伝え、子どもたちの科学的なものの見方や考え方、理科学習への有用感を高められるプログラムをめざします。
対象
- 小学校5年生
テーマ
- 理科実験
授業形式
- 出張授業
- 教材提供
- 教員研修
時数
全2時限
関連教科
理科
関連単元・題材
物の溶け方
特長
東レの先端材料を使用したろ過実験を通して、水溶液の中の粒子の存在・大きさを推論し、粒子概念の形成につなげます。
実験を通して科学的思考力を育成
水に溶けている物の様子と、取り出す条件について考える中で、水溶液中の溶質はとても小さな物(粒)として存在することを推論する。
リアリティある教材で理科学習の有用感向上
東レの先端材料を使った実験を通して、学校の学習と社会で活用されている科学技術のつながりに気づかせる。
ポイント
先端材料(中空糸膜)を使ったろ過実験
本プログラムは、小学校第5学年理科「物の溶け方」の内容の発展授業として位置づけることができます。
東レの水処理用中空糸膜を使用するろ過実験を通じて、溶けて見えなくなった溶質(食塩、ホウ酸、ミョウバンなど)が水の中にあることを推論し、個々の児童なりのイメージを持つことを通して、いわゆる粒子の概念の形成につなげます。
また、実験で使用した中空糸膜などの水処理膜が社会でどのように使われているかを知ることで、小学校で学ぶ理科が、社会に役立つ科学技術につながっていることに児童が気づき、理科学習の有用感を高めることを目的としています。
ねらい
・理科学習と科学技術とのかかわりに気づかせ、理科学習への関心を高める。
・水の中に溶けている物は水の中にあると考え、これまでの体験や実験結果をもとに自分の考えを 図などにまとめ、表現することができる。
・ろ過器具や加熱器具を適切に操作し、安全に実験することができる。
・実験を通じて、粒子の存在に気づく。
概要
-
(1時限目)
導入 -
- 演示実験
ろ紙で色水は、ろ過できるだろうか?
-
(1時限目)
展開① -
- 実験
先端材料(中空糸膜)で色水は、ろ過できるだろうか?
-
(2時限目)
展開② -
- 実験
●先端材料(中空糸膜)で食塩水は、ろ過できるだろうか?
●ろ液に食塩が含まれているか、どうやって確認すればいいだろう? -
(2時限目)
展開③ -
- 実物教材
- まとめ
教材
- ・スライド教材
- ・ワークシート
- ・授業進行ガイド
- ・中空糸膜と注射器
その他
【特記事項】
※実施地域、実施条件等はお問い合わせください。
※出張授業のプログラムを活用した教員研修も対応可能です。