2026年4月9日
アトリプシー/ART+3C 「ケアとアート」の力で社会にひらく 多様な生き方を受けとめるために
がん闘病者やご家族から生まれた表現を社会へ還元し、治療と仕事の両立や外見ケアを支えるとともに、多様な生き方を受け入れる社会の理解と価値観を育みます。
企業・団体プロフィール
ビジョンは、「緩やかにつながりながら、ケアが社会にひらいていく循環をつくること」。アートにふれるきっかけを生み出し、創造的な活動を通して自分と向き合い、自分らしさや自己肯定感を取り戻していきます。さらに、異なる他者とともに表現し、分かち合うことで、“わたしたち”という関係性を育み、多様な生き方を受け入れる社会の理解へとつなげます。
- 主な事業:
- アートワークショップの企画・開催
- がん経験者や関係者の表現を生かしたアート作品、スカーフなどのプロダクト企画・販売と、収益の一部の還元
- 病院や企業の空間を活用した展示、発表、対話の場づくり
活動のきっかけ
乳がんを経験したフリーランスのシングルマザーである代表が、過酷な闘病のなかで娘とともにアートを描く時間にケアされた体験をきっかけに、アトリプシーを設立しました。自身が味わった不安や苦痛を少しでも社会から減らし、生きる力につながる喜びや幸せを届けたいという思いから、「ケアとアートのしくみ」を社会に提案し、病気とともに生きる人を人や企業、社会が受けとめ支えやすい環境づくりをめざしています。
活動内容
活動例として、2,000人以上の親子が訪れる夏休みイベントの一環として実施したがんについての学びに関する「ナラティブ×アートワークショップ」をご紹介します。株式会社キャリアリンクと協動で、「がんと闘う人を応援する」をテーマに実施。保護者には、がん経験者の描いたアートと作者のストーリーを掲載した「アートカード」を通して共感を深めてもらい、子どもたちにはアートパネルにシールを貼ってもらい、みんなでひとつの作品を仕上げました。最後に作者への応援メッセージも記入していただき、あたたかな言葉を闘病者に届け、病気とともに生きる人への理解を育む機会となりました。
めざすこと・メッセージ
めざすのは、それぞれが当たり前としている日常や価値観を、少し立ち止まって見つめ直す「余白」をつくることです。
がん経験者やご家族の体験と気づきを、モノやコトにのせて社会に届けることで、命の大切さや人間の尊厳、その人にとっての生きる意味や価値について考えるきっかけを生み出します。
この活動を通して、シンプルな幸せに気づく感性や、多様な生き方を受け入れる理解を育み、その思いが周囲へと広がっていくことをめざします。