フォーラムレポート

教育CSRフォーラム2011 報告書

2011年7月26日 09:51

教育CSRフォーラム2011 報告書

2011年7月15日(金)教育CSRフォーラム2011を開催いたしました。多くのご参加を頂き誠にありがとうございました。教育CSRを取り巻く現状 や具体的な取り組み、これからの課題について、学校現場、企業、行政といった様々な立場からのお話や、企業プログラムの事例紹介に参加者の方は熱心に耳を 傾けられていました。

開催日時 2011/7/15(金) 14:00〜17:00(13:30開場)
開催場所 会場 : KDDIホール http://www.kddihall.co.jp/
東京都千代田区大手町1-8-1KDDI大手町ビル2F
対 象 次世代育成支援に取り組む企業、団体関係者
参加者人数 82名
時 間 実施内容 内容
14:00 開演~開会のあいさつ  
14:05 第1部:パネルディスカッション 企業が教育支援(教育CSR)に取り組む
意義と社会的価値
15:40 休憩  
15:50 第2部:ミニレクチャー 「キャリア教育アワード」がめざす方向性と ポイント
16:20 第3部:企業プログラム事例紹介 パナソニック株式会社『エコ・モノ語』
    株式会社ダスキン『学校教育支援活動』
16:55 閉会のあいさつ 学校スマイル応援プロジェクト紹介
17:00 終了・フリータイム  
17:30 懇親会  
19:30 懇親会終了  

 

■14:05〜15:40 第1部:パネルディスカッション

「企業が教育支援(教育CSR)に取り組む意義と社会的価値」
パネリストには、様々な分野から教育CSRに関わる方をお招きし、これまでの課題や教育CSRにおける社会的価値、今後あるべき方向性について意見や提言をお話いただきました。

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<パネリスト>

文部科学省 生涯学習政策局政策課 課長 上月正博氏

経済産業省 経済産業政策局 産業人材制作室 室長補佐 大野孝二氏

野村ホールディングス株式会社 コーポレート•シティズンシップ推進室 室長 松古樹美氏

全国小学校社会科研究会協議会 会長 東京都小学校社会科研究会 会長
      東京都杉並区立高井戸小学校 学校長 久保田福美氏

コーディネーター:キャリア教育プログラム開発推進コンソーシアム代表
      株式会社キャリアリンク 代表取締役 若江眞紀

(以下敬称略)

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<若江>

まずはパネルディスカッションをはじめる前に、教育CSRは企業が通常行うマーケティングの視点とは違うということを認識していいただきたいと思います。また本コンソーシアムでも主要なキーワードになっている”キャリア教育”について久保田先生からご説明お願いします。 

<久保田>

キャリア教育と聞くと進路指導•就職指導を思い浮かべる方が多いと思いますが、あくまでそれは一部です。キャリア教育とは人を育てる、生き方教育といえる と思います。学校で学んだことを社会に出た時の「生きていく力」として育てていかなければならない…その意味では学校と社会がつながることが必要であり、 それをおこなっていくのがキャリア教育であると考えます。

◎CSRに関してどのような活動•取組みをしているか、特にキャリア教育についての取組みについて

<久保田>

学校現場の実態は、学習指導要領の改訂により先生方の時間がないことが一番の悩みです。

このような状況のなかで、理想的なキャリア教育の在り方は主に下記の2点だと思います。

●単発型だけでなく、セット型の出前授業(例:3時限プログラムの内、1時限を出前授業とする等)や

教科関連、発展型、課題解決型のプログラムが求められている

●学校と企業のより密な連携が必要(事前打ち合わせ•準備が重要)

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企業が現在おこなっている出前授業の多くは単発型のものが多いです。これは学校外とのつながりを強めるきっかけにはなっていますが、そのときだけの興味であるイベント的になってしまっているものも多くあるのが現状です。

よりよい出前授業にするためには、既存の教科と関連したセット型授業であることが大切だと考えます。

出前授業が教科の授業の要素を取り入れ、かつ発展的なものとして構成されていると、教員のモチベーションもあがり、はじめてでも取組みやすいですし、実際 にセット型授業を実施する場合、教員と企業講師が役割分担として連携することで、さらに授業の内容が濃くなり教育的な効果も高まると思います。また、授業 のねらいや流れの確認など事前の準備を教員、企業側と協力して行うことが、成功に導く大切な要素です。

<若江>

企業の教育CSRは単に教育貢献をすることから、現場の需要にマッチした支援をしていく時代に変わってきていると思います。支援にかかるコストや人的資源を生かすためには、現場の需要がないところにプログラムを持ち込んでも、意味がないですね。

<松古>

野村証券は10年ほど前から、金融教育に取り組んできました。

金融機関が金融を中心に教育を考える…それぞれの企業が自分たちの強みを生かして教育CSRをおこなっていけばよいと考え、取組みを続けています。

具体的には、日経STOCKリーグ(銘柄を決めて投資しながら投資の仕組みを学ぶ)や大学生を対象とした金融教育講座、小中学生にお金のひみつなどの冊子 配布などをしていきました。しかし基本的に企業として伝えたいことという視点でプログラムなどを制作してきたため、学校やその他の教育現場にとって、一方通行だったという反省がありました。

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その経験から、現在は教員向け研修に力を入れて取り組んでいます。金融、投資は教員にとって敷居が高い分野であるため興味を持っていただけています。
先生方が授業に取り入れやすい教材を心がけていますが、近年現場のニーズとのマッチングの重要性をさらに感じているところです。

現在、小学校〜大学教育までを対象として網羅し、様々な媒体を通してキャリア教育の支援をおこなっていますがさらによい支援をしていくために、グローバル 人材育成、環境経済教育、起業家育成、リーダーシップ…企業からみて求められる人材に必須と考えられるもの、そのような力を念頭におき今後10年新しいプログラムを考えていきたいと思っています。それが企業にとってよりよい人材を確保できることにつながり、ひいては国のためになると信じています。

教育のプロではありませんが、企業にとって必要な人材を育成するという観点から、学校教育に対して提言していきたいとも考えています。

 

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<若江>

企業が自社の立場から何ができるのかをまず考えること、

加えて企業の立場からの視点だけでなく、学校現場とベクトルを合わせていくことが大切ですね。

 

<大野>

2010年、経済産業省のキャリア教育支援の一環として「キャリア教育アワード」を創設しました。

企業側の取り組みを広く紹介するとともに、どのような取り組みが評価されているのかを知る場を提供したいと考え創設いたしました。

実際に審査は下記の観点で行われています。

・継続性(複数年にわたってサポートできる環境になっているか)

・普及性(どれくらいの地域で実施できているか)

・汎用性(幅広い教育ニーズに対応できる内容になっているか)

・社会性(実社会をこどもたちに理解させるような内容になっているか)

・教育効果(学習意欲向上のための工夫があるか)

これらの評価の観点は、今後教育CSRに本格的に取り組む企業の一つの指針になると思っています。

 

教育CSRに取り組むことによって得られる効果や意義に関して、自社または商品への理解を深めることができた、日々の業務をみつめなおすきっかけになった、子どもたちの反応が自分への刺激になった、地域とのつながりを意識するようになったなどの声があがっています。

部下をもたない社員は、教える機会を通して、教える側の難しさを経験し、組織のなかでの人材教育に活用することができるという効果もみられているようです。

企業型の取り組みや体制は様々で、最近は社員OBの活用も注目されています。企業が現場を知る機会が増えれば、教育CSRの活動はもっと普及し良いものになっていくと思います。

このような企業と現場をむすびつけるものとして、教育コーディネーターの育成も支援しています。

 

<若江>

教育CSRが次世代育成支援でありながら、社員育成にもつながっているという事例は数多くありますね。企業CSRが自分よがりの支援から、脱却するためにも視点を明確にするためにもキャリア教育アワードの創設が大きな役割を果たしていくと思います。

 

<上月>

文部科学省「キャリア教育における外部人材活用等に関する調査研究協力会者議」の中間まとめでは、社会の本物が来るという経験がとても意義深く、働くこと、社会の厳しさにも触れることができる機会として評価されています。

今後よりよいキャリア教育を後押しする支援策として、キャリア教育コンソーシアムの設置、ポータルサイトの設営、教育コーディネーターなどの外部人材の活用をより活発に行っていくことが大事であると考えています。

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加えて教育現場と企業の両方の立場を理解し、学校のさまざまなニーズを吸いあげ、地域や企業との間をつなぐ役割を行う学校支援地域本部を設置をはじめています。

 

また3月11日の震災後、文部科学省では子供の学び支援ポータルサイトを立ち上げ、既に300件ほどのマッチングをおこなっています。人、モノ、金、情報、スペース…など具体的なニーズがわかれば、支援したい人はたくさんいることを実感しています。

CSRとして学校の授業に入り込んでいくのは経験が必要な高度な支援です。

はじめからそこまで支援ができなくても、機械の提供や管理業務システムの提供などで業務の効率化を促すことや、企業の運動場を提供して運動部の選手が指導するなど、学校と企業との関係は、キャリア教育にとどまらず支援ができると思います。

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<若江>

プログラムや人の派遣など、ソフトの支援にいたるまでにハードの支援も大切ですね。

しかし大切なのは現場のニーズにマッチさせること、これはソフトもハードも一緒です。

丁寧に現場のニーズを吸いあげるために、まずは関係を築いていくことが大切だと思います。

 

◎CSRに関してどのような悩みを抱えているか、企業が課題を解決する手だてとは

 

【グループワーク】(10分)

数名のグループをつくり、自社の教育支援活動の問題点を抽出する。

例:教育貢献に対して社内のなかでもコンセンサスがとれない。

ヒト、モノ、カネ、情報というキーワードで抽出。

共有の結果は「ヒト」と「情報」に悩む企業が多い結果。

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<若江>

具体的にモノ、カネではどのような悩みがありますか?

(参加者)

モノ:学校のニーズにマッチした教材開発の難しさを感じています。

カネ:企業OBとして支援したい気持ちはあるのですが、実際に人が動いたり教材を開発したりする費用が負担になり、積極的に参加できません。

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<若江>

情報でのお悩みも多かったようです。
実際に担当者の方からは「どんな情報を出していいかわからない」「誰を対象にどんな話をしたらいいかわからない」「学校が現場のニーズが伝わらない」というお声を多く聞きます。
パネリストの皆さんは「情報」に関する悩みの解決策についてどのようにお考えですか?

<上月>

学校現場のニーズを、企業に伝える機会をどうつくっていくかが課題であると思っています。

伝わり方、伝わる機会を工夫していくことが大切ですね。文部科学省もwebサイトなどにおいてのよりわかりやすい情報提供を考えていきます。また先ほどお話した地域支援本部の支援も重要だと考えます。

 

<松古>

はじめはやはり情報を集めるのが困難でした。しかし、企業の教育貢献担当だけが考えていてはだめだと考え、現在は多くの部署から人材を集め、より多くの意見を集めるようにしています。

 

<久保田>

地区の校長会、各地区の教科研究会に足を運んでみるのも一つのきっかけになるでしょう。また企業の方には地域の学校に積極的に訪問していただきたいです。

地域支援本部は杉並区では有効に活用されていますが、まだまだ人不足という感じもします。

 

<若江>

まずは情報収集のきっかけとして、校区の学校地域支援本部の状況を探り、その活動に参加していくことがからはじめるのも一つの方法かもしれませんね。

ワークショップでは「ヒト」に関する悩みを多くあがりました。人をどう集めるのか、外部の人とどうつながっていくのか、学校との間をつないでくれる人をどう探すのか…つないでいく人の役割が重要ということになりますね。「ヒト」の問題への解決の糸口はなんでしょうか。

<大野>

経済産業省では、キャリア教育コーディネーターのネットワーク協議会を立ち上げ、教育コーディネーターを育成して認定しています。まだはじまったばかりですが、企業と学校現場の中継ぎ役として動ける人を普及していこうと考えています。

 

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<上月>

学校支援地域本部では、学校側•地域側に立った情報を集めることはできますが、それだけでなく、学校の文化と産業界の情報を両方の知識がある人の育成が必 要です。現在は企業の支援情報が欲しい学校にうまく伝わっていないのが現状です。そのためには学校、教員の意識を変え、地域の意識を変えることが大切で す。文部科学省では、今後開かれた学校の支援を強くすすめていきます。

<若江>

学校現場では、教員の人材育成、先生方の目を外に向けるためにどのようにされてきましたか?

 

<久保田>

杉並区では、学校支援地域本部も活用し、教育コーディネーターの方にも協力いただいて、学校と企業の関係作りをしています。そのような方の存在で、特に教員の方に特別専属窓口のようなものは必要ありませんでした。

 

<松古>

企業の中で関わる「ヒト」をどのように広げていくかが課題だと思います。

社員がなかなか動いてくれない、トップダウンの号令がないと動かない…などの声を耳にしますが、結局CSRは「やりたいという強いおもいがある人にしかできない」ことが一つ言えると思います。

だからこそ人の協力を得るには「やりたい!」と思わせることが重要です。

みんなにおもしろいと思ってもらえるためには、まずは好きな人、興味ある人材を集め、出来ることから始めることだと思います。「ヒト」の問題は大きいですが、味方を掘り起こすことが大切だと思います。

 

◎CSRに取り組む方へのエール、メッセージ

<久保田>

企業と学校で必要なのはつながりです。杉並区では「競争から共創へ」を合い言葉に、学校と外とのつながりをつくっています。外部のつながりを通して、子ど もも教師も変わっていく、企業もかわれると思っています。一歩一歩着実に、意欲と素直さがあれば良いものがうまれると思います。

 

<松古>

パネルディスカッションの冒頭で、「CSRはマーケティングとは違う」という若江さんの発言がありましたが、企業の立場で少し補足させていただきます。こ こに来ていらっしゃる企業の方の気持ちを考えると、マーケティングにつながらないものにお金をつかっていいのかという疑問があると思います。しかし、社会 •学校現場にとって必要なことに取り組んでいく、社員•会社として必要なことに取り組んでいく…という視点を持つことで、直接的ではないが、自然とマーケ ティングにつながっていくのではないでしょうか。

 

<大野>

資源の無い国日本で産業界をささえるのは人材です。

質の高い人材のためには、社会が一丸となって取り組むことが大切。経済産業省では、次世代育成の支援に取り組みやすい枠組みを作っていきたいと思いますので、ご協力お願いいたします。

<上月>

「やってあげている」という気持ちはいりません。人間はお金やものをもらうよりも、人が喜んでくれることがもっと嬉しいのではと、あらためて感じています。やることが自分の満足や成長につながる、そういう気持ちで教育CSRに取り組んでいただければと思います。

 

<若江>

今回のパネルディスカッションでは、それぞれ違ったお立場から教育CSRに対する課題や意見を出し合っていただきました。学校現場に迎合するのではなく、企業と学校現場が互いに継続的なつながりを持ち、理解しあうことが課題解決への具体的な一歩になることでしょう。

■16:00〜16:30 第2部:ミニレクチャー

「キャリア教育アワード」がめざす方向性とポイント〜どのようなプログラム•活動が評価されるのか?

NPO法人 スクール•アドバイス・ネットワーク理事長

平成23年度文部科学省 中央教育審議会 委員 生重幸恵氏

 

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学校、企業、地域がタッグを組んでキャリア教育に取り組む必要性についてわかりやすく、熱くお話いただきました。

【キャリア教育アワード創設の主旨】

①子どもたちが未来に向けて、たくましく、楽しく生きていくために、社会全体での支援が必要

・就職活動、ニート、フリーターの問題(離職率)が問題になっている

→労働需要の回復だけでは解決が困難な課題が存在する。

・子どもたちの学ぶ意欲を向上させることが問題の解決につながる。

・この問題には学校だけでなく、社会全体で支援していく責任がある。

・単なる教科的な学びにとどまらない、課題解決能力など生きていく力を養う支援が必要。

②教育コーディネーターの重要性

・学校教育の現場を理解し、企業と適切にマッチングできるように誘導できる人材が必要

=教育コーディネーター

・人材は想いだけのボランティアでは根付いていかない、コーディネーターが職業として確立される

支援や環境が大切。

 

以上の点をふまえ、企業が重い腰をあげ、教育CSRに対するやりがいをみいだしてもらうために、昨年度経済産業省が「キャリア教育アワード」を設立した。このアワードは企業にとって大きなモチベーションになり、企業・社員の参画意識を向上させることにつながるだろう。

 

【キャリア教育は産業界も育てる】

教育CSR活動を通じて、社員がこどもたちに出会い、話をし、向き合うことによって、自らの働く意欲を向上させることにつながるのだと実感している。キャリア教育に参加することは、人材、企業ひいては産業界を育てることになる。

 

【今後求められる教育CSRの方向性】

教科学習と連動、発達形成段階に応じたプログラムの提供、体系的な教育が求められている。

アワードの審査基準が、一つの指標になる。

・アワード 各賞のご紹介

 

【まとめのメッセージ】

子供たちが役割をもって、きちんと将来自立して生きていくためには地域、学校、企業がしっかり連携して取り組んでいくことが大切である。

一個人として立ち返った場合も、自分の住んでいる地域の支援など、身近なところから取り組んでいけるとよい。

 

■16:30〜17:00 第3部:企業プログラム事例紹介

<事例1>「エコ•モノ語(がたり)〜モノづくりの流れとそこに関わる人たちのストーリー〜」

パナソニック株式会社 高橋文子氏

 

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エコ•モノ語(かたり)プログラムの特徴を紹介。教科単元との関連性を踏まえ、題材として子どもたちに身近な家電製品を取り上げ、社会とのつながりを実感 させるプログラムであること、子どもたちが自分の力で考えるしかけを組み込んだ「思考支援型」の授業であることを言及。教育コーディネーターとの連携によ り、教員に対してのヒアリング、満足度にとどまらない学習目標に応じた細かいアンケート等を設計することで、きっちりとした効果測定を行っている。その上 でプログラム改善へとつなげている。

社員の人材確保、育成は大きな課題であるが、教育支援活動に関わることで、社員自身が自分の仕事や、一社会人としての意識、考え方を見つめ直すきっかけに なることで、社員教育に寄与している事例を紹介。教育貢献活動そのものが企業市民活動であることを柱に今後もさらなる展開をしていきたいとお話をいただい た。

<事例2> 「学校教育支援活動」 

株式会社ダスキン 藤原玲子氏

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前半は、掃除の時間を子どもたちの力を伸ばす時間として、有効活用できるのはないかという視点から開発した「掃除教育カリキュラム」を説明。「掃除教育カリ キュラム」は、子どもたちの掃除に対する意欲•関心の減退や掃除区域の負担増加、達成感の乏しさ、掃除の知識不足の課題を受けて開発したものであり、学級 活動で取り組みやすい1時間完結カリキュラムが特徴。毎日の掃除活動とも連動することが可能で、体験を通して掃除を楽しく学ぶことができる。

 

後半は教員向けセミナー「子供たちの力を伸ばす学校掃除セミナー」の紹介を行った。

掃除を単なる掃除ととらえず、掃除の時間を通じて責任感、段取力、自主性、協調性などの子どもたちの生きる力を育成できる時間と考え、キャリア教育の視点 に立った教員向けセミナーを展開している。セミナーはプログラムの紹介はもちろん、実際の体験活動(学校の掃除を実践)や掃除授業の活動計画を作成する ワークショップなど、学校ですぐに活用できる点が特徴。教員研修というスタイルをとることで、掃除に対して時間をとって系統立てていくことで生まれる成果 や他の教員との意見交換で生まれる新しい発見を重視している。

 

また、これからの課題は「ヒト」の育成であることに言及。

これまで本社のCSR担当だけで行ってきた本事業だが、この度学校教育支援サポーターという制度を新たに設立した。地域の加盟店を巻き込んでの全国展開を 計画している。これからも子どもたちの力を伸ばし、自立した人間として生活できるようになってほしいという思いで、掃除を通して次世代の子どもたちを支援 する活動を今後も展開していきたいとお話された。

 

教育CSRフォーラム2011アンケート結果

回答人数 53名

本日のフォーラムに参加されて、いかがでしたか?

回答数(人)

割合(%)

1.非常に満足

25

47.2%

2.満足

25

47.2%

3.やや不満

2

3.8%

4.不満

0

0.0%

6.未回答

1

1.9%

総計

53

100.0%

参加者からの声

キャリア教育のあり方の理解が深まりました。

それぞれの立場から本音でのお話が聞けた。

企業、学校現場、行政、NPOなど様々な立場、視点から教育CSRについて多面的に考えることができました。

学校関係ですが、学校外でのキャリア教育の取り組みを知る貴重な機会でした。

教育CSRについての現状、取り組みの意義がよくわかった。

教育現場と行政、国が向う大きな方針等を聞くことができ、今後の活動に役立つ内容でした。

現場側、企業側、行政側の現状がわかり、新しい気づきがあった。

小学校での実践例、非常に勉強になりました。

教育分野に、企業という経済活動を主体とする存在が入りこむということに、若干の違和感があったが、各界からの話を聞いて、納得できた部分もあった。

文科省、経産省を含むパネルディスカッションに始まり、いろいろな立場の人たちの話は大変参考になりました。

本日の出席者の視点に沿ったプログラム内容で大変良かった。

学校側が求めていることと、企業側が発信したい情報のギャップを解決する方法が何となく見えた。

自社で現在教育CSRに取り組んでいるが、今後の明確な課題が見えた。

教育指導要領に沿ったプログラムや、現場に合わせた工夫を知ることができたので、キャリア教育のイメージをより具体化することができました。

キャリア教育アワードがめざすこと、企業に求められていることがよく理解できた。

また、産業界と学校との連携を促進する「キャリア教育コーディネーター」という役割があることをはじめて知った。

事例発表が大変参考になった。特に、事前授業から出前授業のプロセスが効果的だと感じた。

なかなか聞けない内容なのでよかった。

教科単元や、学校活動ときちんと結びつけたプログラム構成をすることが求められていることが理解できた。

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